二人のこれからを照らす「青の道標」プレゼント【島根県松江市 美保関灯台】

2019.02.18

灯台には、国の有形文化財に指定されているものも少なくありません。そのうち最も早い2007年に指定されたのが、島根半島の最東端に建つ美保関(みほのせき)灯台。1898年に初点灯された、山陰地方最古の灯台です。

明治期の面影を留めた石造りの建物は風格じゅうぶん。その歴史的・文化的価値は海外にも認められており、国際機関「国際航路標識協会(IALA)」が定める「世界の歴史的灯台100選」にも選定。灯台めぐりの旅には外せない、日本を代表する灯台の一つと言えます。

でありながら、低層タイプのため、「かわいい」という声も上がりそうな佇まいですね。

そして、すぐ隣に建つ赤い屋根の建物。かつて灯台守の宿舎でしたが、現在は「美保関灯台ビュッフェ」として営業中。遥かなる日本海を眺めながら、お食事やティータイムを楽しむことができます。

周辺に目を向ければ、灯台の建つ島根半島は日本海と美保湾、中海という3つの海に囲まれており、海岸線も洞窟や断崖など表情豊か。また、美保関一帯は渡り鳥の休息地になっており、バードウォッチングの名所としても有名。さらに鳥たちが運んできた様々な種子がこの一帯に根付き、多彩な植物の繁殖地にもなっています。

さて。そんな美保関灯台が「恋する灯台」に仲間入りしたのは2018年10月。その直後から、オリジナル缶バッジなどがもらえるキャンペーンを2度にわたり実施してきましたが、今年に入ってさっそく第3弾のキャンペーンを展開中です。

今回のお宝は、灯台オリジナルのメッセージプレート「青の道標(みちしるべ)」。

灯台から見晴るかす海や空をイメージさせる、ブルーカラーをベースにした6種類の色を用意。それぞれ、「純粋」「信頼」「安心」など、恋にまつわる様々なキーワードを象徴させた色だそうです。

このメッセージプレートは通常、灯台ビュッフェで800円で販売しているのですが、ある条件を満たせば200円割引から無料になるというのが、今回のキャンペーンの趣向です。

その条件とは、灯台にほど近い3つの場所を散策し、指定された「ハートマーク」を撮影してSNSにアップすること。

では、各スポットを簡単にご案内しつつ、ハートマークのヒントを探っていきましょう。

 

(スポット1)美保神社

全国に3,000社ほどあると言われる「えびす様(事代主神)」をまつる神社の総本宮がここ。商売繁盛の他に縁結びのご利益もあるとされ、カップルにおすすめの神社です。この神社の建物を中心に、いろんな個所に目を凝らして「ハートマーク」を探してみましょう。観光協会によるとヒントは「手水舎」だそうですが、意外とたくさんあるようですよ。

ちなみに、美保関灯台の横にはこの神社の遥拝所があり、鳥居の向こうの海には、えびす様が鯛釣りを楽しんだと言われる「沖之御前島」や「地之御前島」が浮かんでいるのが見えます。写真では少し見えにくいかな?ぜひ現地でご確認を。

 

(スポット2)青石畳通り

美保神社から近隣の仏谷寺に至る約250mの古風な通り。江戸時代から参拝道として使われていたそうです。舗石には周辺の海から切り出してきた凝灰岩を用いており、雨が降ると青みがかった美しい色に光ることからこの名がついたとか。実はこの石畳の中に、一つだけ「ハート形」の石があるというのです。ヒントは「マンホール」。行き交う人に気をつけて、探してみてくださいね。

 

(スポット3)関の五本松公園

美保関漁港の西の小高い丘の公園。かつてここに並んで生えていた5本の松は、港に出入りする船の目印として地元民に親しまれ、民謡「関の五本松節」の由来になったそうです。この場所から漁港を見下ろしてみると、大きな「ハートマーク」が…という大ヒント。ダメ押しでもう一つヒントを出せば「防波堤」。

灯台から関の五本松公園にかけては約4kmの遊歩道が整備されており、ハイキング気分でのんびり行くのがおすすめです。町並みや海岸線の眺めを楽しめるほか、各国を行き交う渡り鳥が運んできた多彩な植物も観察することができます。

〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、キャンペーンの参加方法です。上記3カ所で探し当てたハートマークを撮影して、Instagram、Twitter、FacebookのいずれかのSNSに、以下のハッシュタグをつけて投稿しましょう。

「 #恋する灯台 」
「 #美保関灯台 」
「 #恋する青の道標 」

その投稿画面を美保関灯台ビュッフェのスタッフに見せれば、キャンペーン受付完了。1カ所投稿した方は200円割引の600円、2カ所なら半額の400円となり、3カ所コンプリートした方には無料で1個プレゼントです。

ただし、美保関灯台ビュッフェの休業日(毎週木曜、その他荒天などによる臨時休業あり)にはキャンペーンの受付ができません。事前にビュッフェに電話(番号は最後に記載)してご確認を。また営業時間は9時〜16時なので、こちらもご注意ください。

ゲットしたプレートは、願いやメッセージを書き込んでビュッフェに備え付けの「願掛け」にかけると、この地のパワーが二人の願いを後押ししてくれるかも。持ち帰ってアクセサリーやお守りにするのもいいですね。

今回のキャペーンは3月24日(日)まで。まだ寒さが残るこの時期、二人の気持ちを温めに、美保関灯台へ旅してみませんか。

また、来たるゴールデンウィークには「平成最後のライトアップ」を計画中とか。詳しい情報を入手したら、またここで紹介したいと思います。

 

【灯台データ】
美保関灯台

【アクセス】
・車で:米子ICより美保関燈台駐車場まで約50分
・交通機関利用:JR「境港」駅から美保関コミュニティバスに乗り「宇井渡船場(約10分)」乗り換え「美保関(約30分)」、下車後徒歩約30分

【お問い合わせ先】
松江観光協会美保関町支部
TEL:(0852)73-9001
FAX:(0852)73-9005

美保関灯台ビュッフェ
営業時間 9:00~16:00毎週木曜定休日、その他不定期休あり
TEL:(0852)73-0211

美保関地域観光振興協議会ホームページ「神々のいるまち 美保関」
キャンペーン情報(上記サイト内)
美保関灯台〜五本松公園遊歩道案内( 同上 )