2017年11月1日灯台記念日に
「恋する灯台のまち」認定自治体関係者等が
一堂に会する
「恋する灯台サミット」を開催!
「恋する灯台プロジェクト」では、
全国数ある灯台の中から、海とのコントラストを織りなす絶景を映しだし、
海への想いやロマンを掻き立ててくれる灯台を「恋する灯台」と呼び、
2016年、2017年と、全国30エリア31灯台を認定してまいりました。
サミットでは、人と灯台、海と灯台の関わりについて、
認定灯台のある地方自治体や観光業界などの関係者が一堂に会し、
これまでにない灯台の活かし方や新たな発想について、
プレゼンテーションやパネルディスカッションを開催。
従来の灯台に対するイメージから大きく飛躍する灯台と共にある未来について、ディスカッションをしました。
「恋する灯台のまち」に認定された自治体の代表者が、灯台を通じて海に想いを馳せ、灯台と海、灯台と人のつながりについて考え、地域の海の魅力を観光や地域活性化につなげていく、さまざまな取組事例を紹介しました。
さらに、異なる分野の専門家により、海や灯台をさまざまな視点を切り出し、これまでにはない灯台の活かし方など、灯台のポテンシャルが示されました。
本イベントを通して、海上保安としての灯台という側面ではなく、灯台に携わってきた人たちの物語や歴史的建造物としての文化的価値、さらには、灯台の観光資源としての活用など、灯台と海の魅力を発掘し、知見を深めることができたイベントとなりました。
来年度以降は、より自治体同士が広域的に連携し、情報や知恵、ネットワークなどの資源を共有し、さまざまな取組を連携して推進していく「恋する灯台プラットフォーム(仮称)」作りが提案されました。
日本財団 常務理事 海野光行による主催者挨拶では、 「学ぶということは、模倣するということです。本日来ていただいている4人の専門家の意見や他のエリアの灯台を起点とする取り組みなを徹底的に学び、地元に帰ったらスパイスを加味して地域の海を盛り上げてください」「灯台を様々な角度から切り取ってみることで、灯台の本当の魅力が発見できる。陸から見た灯台だけでは、灯台の良さを知ることができない。来年度は、海側から灯台を見て本当の良さを知るスピンオフの企画などを実施したい」と話しました。
日本ロマンチスト協会 会長 波房克典により、恋する灯台プロジェクトのコンセプトおよび期待している未来像、認定灯台の紹介、実施事業の紹介が行われました。また、「恋する灯台のまち」認定自治体の様々な取組の紹介が行われ、「海野常務の話にもあったように、連携を広げ、組織化することで、地域を盛り上げていく動きもより活発化する。来年度はこの点について積極的に取り組みたい」と話しました。
「恋する灯台のまち」認定自治体を代表して、山形県鶴岡市、愛媛県伊方町、新潟県糸魚川市の各自治体よりコメントをいただきました。
山形県鶴岡市
「官民が一体となって、灯台を活用したイベントを企画中。地元の魚介の紹介や各種交流事業など、恋する灯台にちなんだ事業を活発にして地元を元気にしていきたい」
愛媛県伊方町
「厳しい環境立地だが、認定されたことを活かし、灯台点灯100年記念式典などを通じ、一般認知を高めていきたい」
新潟県糸魚川市
地元穴場の紹介MAPなどに取り組んでいる。今後は、デジタルミュニケ―ションの時代だからこそ、恋する灯台にポストを設置し、愛する人に手紙を出せるようにしていきたい」
灯台を通じて地域の海の魅力を発見する”という視点から、灯台を愛する対象として、空撮のロケ地として、海と恋の物語の舞台として、創造的なキャンパスとして、不動まゆうさん、秋山大志さん、小峰和樹さん、於保浩介さんをパネリストに、ディスカッションが行われました。地域の海の魅力をさまざまな人に伝え、多くの人たちが訪れ、海に想いを馳せる場所にしていくため、灯台とドローン、婚活企画、プロジェクションマッピングといった、これまでにはない視点と切り口から、灯台と海の魅力について議論が行われました。最後に、認定自治体同士が広域的に連携し、情報や知恵、ネットワークを共有するための「恋する灯台プラットフォーム(仮称)」の形成が提案されました。